チョコレートが白ならない方法は?簡単なテンパリングの仕方教えます
白くなったチョコを戻す方法とは?
チョコレートは少し置いておくと、白くなることがあります。一度溶けてから、また固まったりすると起こる場合があります。チョコレートの中の結晶が分離してなるようです。
他にも、ブルームになる原因があります。チョコレートを作る過程で、テンパリングが足りなかったり、失敗したりすると、白く粉がふいたようになるようです。
市販のチョコレートの包装紙にも、たまにブルームのことが記載されている場合があります。
この白い粉は、ファットブルームといって、チョコレートの結晶が固まったものです。このファットブルームが出ると、見た目はもちろん、味や風味も落ちてしまいます。
でもファットブルームが出てしまった時にはどうしたらいいのでしょうか?
まず、対策としては、チョコレートのテンパリングをやりなおす方法があります。
湯煎によるテンパリングの方法は、お湯を入れた大きめのボウルに、細かく砕いたチョコを入れた小さいボウルを重ねて、温めながらなめらかになるまで溶かします。
その、溶けたチョコレートのボウルを冷やします。また、さらにお湯の入った大きめのボウルにつけます。
それを数回繰り返して、ツヤが出たらテンパリング完了です。
この方法は、テンパリングではとても一般的ですが、かなり手間がかかります。
さらに、湯煎の時に、お湯がチョコレートに入らないように気をつけなくてはいけません。道具も結構必要になってきます。
ブルームを直したいためだけに、この湯煎をやるのは、かなり大変かもしれません。
もっと手軽に出来るテンパリングの方法とは?
その他にも、もう少し手軽なテンパリングの方法があります。電子レンジを使ってやる方法です。
耐熱ボウル(出来れば耐熱プラスチックのボウル)に刻んだチョコレートを入れて1分くらい加熱する。
一度取り出してかき回して溶かし、またさらに1分加熱する。これを2から3回繰り返して、なめらかになるまでやってツヤが出たテンパリング完了です。
この、電子レンジのテンパリングはとても手軽だし、道具も少なくて済むので、洗い物もあまり出なくて良いです。
お湯を使わないので、間違えてチョコレートにお湯が入ってしまう心配もありません。また、少しの量のチョコレートから出来るので便利な方法です。
ただし、うまくいかない場合もあるので、なるべくなら、お湯を使う湯煎のタイプがおすすめです。
このテンパリングをすれば、ブルームが改善されるのは嬉しいです。せっかくの美味しいチョコレートも、ブルームの白い粉のせいで美味しく食べられなかったらガッカリです。
また、これからの季節、バレンタインデーにせっかく心をこめた手作りチョコレートを作っても、しっかりと丁寧にテンパリングをしないと、固まった時にブルームになってしまいます。
そうならないために、より丁寧なテンパリングをするように心がけるようにしたいです。せっかく心を込めた手作りチョコレートの味が落ちるのは、やっぱり避けたいです。
また、たとえブルームが出てしまった場合も、一応出た時の対策もあるので、一応安心ですね。