冬の路面凍結した時のバイク・車・歩行のコツや対策まとめ
目次
路面凍結の対策のコツについて
路面凍結対策について、順番に自分の経験したうえでの対処法を書いていきます。
①バイクについて
経験上、一番危ないバイクについては、乗らないことにしています。
雪の間に顔を出すマンホールがそのまま罠のようになりスリップしてしまいます。
乗らないのが一番です。
基本徐行運転となるので、前ブレーキを使用。
ギアでエンジンブレーキを多用して後ろブレーキは使いません。
バイクチェーンは雪が深い場合あてになりません。
アクセルのふかしも、足をついて走る運転もすべて危険なため、とにかく徐行運転をします。
通勤にバイクを使っていた場合は、帰りはバスやタクシー、家族に連絡で車で帰宅、もしくは歩いて帰宅に変更します。
仕事の配送にバイクを使用した場合、雪が積もる前に乗って帰ります。
雪が降っていたら徐行運転でどこか預けられる最短のスーパーなどの駐車場まで運転して止めて帰ります。
配送荷物がある場合には応援を頼むか、タクシーなどを使います。
雪が予想される地域にツーリングする場合は、バイクを諦めて自動車に変えます。
この話はすべて福島県など、雪の多い地域での話です。
②車について
車での路面凍結対策に一番使用するのはスタッドレスタイヤです。
また、エンジンブレーキを多用します。
フットブレーキは使用しないよう心がけます。
スタッドレスに履き替える前の、突然の雪に対しても対応できるよう、チェーンは必ず車に常備しています。
山道での雪に遭遇した場合は、道を変え、迂回路として国道などの交通量の多い道路に変更します。
通行量の多い分、路面の凍結が避けられる可能性が高いためです。
もともと車間を開けて運転していますが、登坂では前の車が斜めに下がってきたりする場合も多いため、かなりの距離を開けます。
前の車が横向きになっても迂回できるような距離を保ちます。雪の多い地域の国道では、雪対策をされている路面も多いので先にチェックをしておいてから運転をしています。
③歩きについて
雪の予報の時は迷わず長靴を使用します。
革靴で営業回りをしなければならない時も、長靴で出勤、取引先手前で革靴に履き替え、営業します。
歩き方は上から踏みつけるように、足を引きずらないよう注意しながら一歩一歩歩きます。
凍結している路面は分かるので、車道の凍結してない場所の転ばない道を選んで気を付けて歩きます。
④歩きについて(家回り)
まず、きれいに道路が見えるようになるまで雪かきをします。
そのあと、ためた雪にお湯をまきます。
お湯をまいて雪がへこんだところを崩していきます。
それを数回続け、雪かきをしたところも合わせてお湯をかけ続けていくと、新たに雪が積もりにくくなるため、それを繰り返し行います。
超大雪の場合は、買い置きの雪解け剤をまきます。
最初から雪解け剤をまくのでも良いのですが、お湯をまく方がコストが安いためそうしています。
①から④のまとめとして
バイク、自転車はのらない。
引いて歩いても足がついていかないくらいの大雪では止められるところに乗り捨てておいた方が無難。
公共交通機関を使う。
公共交通機関が混雑の場合など、また、自宅の車を出すのもはばかれるくらいの大雪の場合は、歩くしかありません。
革靴やスニーカーがだめになるので、思い切って長靴などを買ってしまい、躊躇せず長靴を利用した方が良いです。
雪の降る地域や天気予報である程度雪が降ることが分かるので、傘は必需品として持っておきます。
カッパも、上半身の分だけでもあると動きやすいので用意しておきます。
路面凍結の時の運転のコツについて
まずは、なんと言ってもスタッドレスタイヤを装着すること。
これが大前提です。
その上で、よく言われることですが、「急」の付く運転をしないこと。
また、重要なことはスピードの出し過ぎに注意すること。
基本的に以上の事柄を守った安全運転を行なっていれば、路面凍結対策は概ね出来ていると思います。
具体的に説明していきますと、スタッドレスタイヤは路面凍結対策として最も有効です。
夏タイヤやスタッドレスタイヤにチェーンを装着しての走行は、新雪等の積雪路面であれば、ある程度有効かもしれません。
けれども、圧雪路やアイスバーン状態の凍結路面では、逆にチェーン部分で滑ってしまう恐れがあります。
急のつく運転はしない!
次に急の付く運転とは、
『急発進・急ハンドル・急ブレーキ』
を行なわないということです。
凍結路で急発進を行なうと、タイヤが空回りするばかりで、ほとんど前に進みません。
急ハンドルはタイヤの向きに反した動き(例えば右方向にハンドルを切っているのに、直進してしまう)になってしまいカーブを曲がりきれず突っ込んでしまう。
急ブレーキはブレーキをかけているにもかかわらず、タイヤが滑ってロックしたまま車が進み、前の車に追突してしまう。
またはいづれの場合も、車体が横を向いてしまったり、スピンをおこす、さらには横転してしまったり、路外に飛び出してしまうようなことも考えられます。
それほど凍結路面での急の付く運転は大変危険です。
路面凍結している時の安全運転のコツは?
したがって、ゆっくりアクセルを踏み込み発進する。
ゆっくりとハンドル操作を行なう。
ポンピングブレーキ等を活用し、じんわりと早めのブレーキ操作を行なうとことが、大切です。
最後にスピードですが、凍結路面での車のスピードは、どんなに見通しが良く走りやすいと思えるような状態であっても、当たり前の事ですが法定速度以下で走ること。
スピードが出ていれば出ているほど、先ほど述べた事故に繋がる確率が高くなってしまいます。
一見、凍結していない路面に見えて、実は凍結しているブラックアイスバーンという路面状況(特に日陰や橋の上など)になっていると、油断してスピードを出してしまいがちです。
路面状況を的確に把握した運転を心掛けるようにしてください。
安全速度と言われることがありますが、これは周りの車がどんなにとばしていても、それにとらわれることなく、自分が安全に止まれる速度のことを言います。
皆さんも路面凍結対策を行なった上で、それぞれの安全速度で運転してください。